「みんなのお茶講座」終了しました。





柳宗理のティーカップ&ソーサー
器やポットなど、すべて富田さんがご用意くださいました。




6月26日に行った、建築家 富田崇さんによる紅茶講座『みんなのお茶講座』にご参加くださった方々、ありがとうございました。

ダージリン、キームン、ウバの3種類の紅茶を飲み比べて、そのなかから気に入った1種類を、実際に淹れていただきました。

紅茶を淹れる際に"大切なこと"として、
沸騰したてのお湯を使うこと。紅茶はお湯の温度を下げないことがポイントなので、まずポットをあたためておく、このひと手間が、味に大きく作用すること。茶葉によって蒸らす時間が異なるので、時計はひとつの目安として、茶葉の様子を観察しながら、うまみを出し切ること。最後の一滴"Golden drop"まで残さないこと、などを、お話いただきました。









ポットで丁寧に淹れることで、茶葉本来の味が引き出される。
それはペットボトルで飲むお茶とは、似て非なるものです。
本当のお茶の味をまず知ること。
その上で、ペットボトルのお茶、ティーバックのお茶、ポットで淹れるお茶、それぞれのお茶の味があり、時と場に応じて選択することが大切。


講座を通じて、建築家である富田さんの、単に器としての家を建てるだけではなく、そこに住まう人の暮らしがより豊かなものとなるために、生活スタイルそのものをデザインし、提案しようとする、その姿勢のひとつとしてお茶があることが伝わりました。










最後には特別に、産地の異なるダージリンのファーストフラッシュを飲み比べました。
紅茶の茶葉と言えば、茶色いイメージでしたがファーストフラッシュはほんのり青みがかかっています。注ぎ終わった後の茶葉は、まさに一枝二葉。葉のかたちそのままで、丁寧に手摘みされていることが分かります。








紅茶のおともには、各務原Merciさんの「いちじくのタルト」をご用意いたしました。